WT11をゲットした
TX81Zを検索していると、ちょいちょいWT11のページも引っかかる。面白そうなので中古品を買ってみた。
WT11はYAMAHAから発売された音源モジュール。プリセットのほとんどが木管/金管楽器でWX11などのブレス入力MIDIコントローラーとつないで使う。Wikipediaによると30年以上前の設計のようだ。
- 1986年:TX81Z発売(FMシンセサイザ)
- 1987年:WX7発売(MIDIコントローラー)
- 1988年:WX11発売( 〃 )
- 1988年:WT11発売(FMシンセサイザ)
- 1998年:WX5発売(MIDIコントローラー 10年経ってからの発売)
WT11の中身はTX81Zとほぼ同じでエフェクタ付き、という仕様なのが分かった。TX81Zとも互換性?があるようだ。シークレットモードへの移行方法も説明されている。
ameblo.jp
というわけで、次の目標は「WT11のプリセットを自作ウィンドシンセで鳴らす」ということにする。まずはプリセットデータの取り出しから行った。
WT11はTX81Zで言うパフォーマンスモードで動いている。取り出すべきデータは次の2つ:
- PCED (Performance Edit Parameters):96個
- VCED+ACED (Voice Edit Parameters + Additional Parameters):112個
取説の40ページによると、これらをパフォーマンスエディットバッファ・ボイスエディットバッファに入れればMIDI経由で読み取れるように見える。TX81Z Programmerで取り出しを行った。
PCEDデータの取り出しは通常モードでできる。「A01 Oboe 1」~「C32 FreeJazz」という名前のデータ96個を得ることができた。
VCED+ACEDデータの取り出しはシークレットモードへの移行が必要(通常モードだとバッファにセットする方法がなさそうなので)。ちょっと変則的な名前がついていて、
- 「WT11 A01 」~「WT11 A32 」
- 「WT11 B01 」~「WT11 B32 」
- 「WT11 C01 」~「WT11 C32 」
- 「WT11-D01」~「WT11-D16」
という名前のデータ112個を得ることができた。パフォーマンスモードの実装はこれから。
話は変わるがちょっと前にティンホイッスルを買った。強く息を吹くとオクターブが高くなるという不思議な楽器だ。楽譜も買った。アイリッシュ音楽は祝祭感があってよいと思う(無印ぽい気もするが)。
celtnofue.com